二の腕とは
二の腕(にのうで)は、肩から肘までの部分を指す言葉で、上腕とも呼ばれます。
この部位は特に脂肪がつきやすく、夏の薄着の季節には多くの人々が気にする部分です
二の腕という言葉は、上腕二頭筋や上腕三頭筋を含む部位を指すことが多いですが、言葉の使用に関しては誤用が生じているとも言われています。現代の辞書では、二の腕は主に肩から肘までの部分を指すとされています
腕に関わる大切な解剖学
二の腕と呼ばれる部分は上腕二頭筋・上腕三頭筋、上腕筋などですが
見た目は僧帽筋や大胸筋・小胸筋などの部分が大きく関わります
それでは各筋肉を詳しくみていきましょう
上腕三頭筋
上腕三頭筋の起始は
長頭・外側頭・内側頭に分かれており
長頭は関節下結節
外側頭は上腕骨の近位の後外側面
内側頭は上腕骨の中部の後外側面
停止は肘頭(尺骨)
機能は
肘関節の伸展
肩関節伸展(長頭のみ)
肩関節内転
上腕二頭筋
上腕二頭筋の起始は
長頭・短頭であり
長頭は関節上結節
短頭は烏口突起
停止は
橈骨粗面、上腕二頭筋の腱膜
機能は
肘関節屈曲
前腕の回内
肩関節屈曲の補助
僧帽筋
僧帽筋は上部・中部・下部にわかれます
上部の起始は
項靭帯、後頭骨
停止は
鎖骨の外側1/3
機能は
肩甲骨の挙上
肩甲骨の上方回旋
肩甲骨の内転の補助
中部の起始は
第7頚椎
第1〜第3胸椎の棘突起
停止は
肩峰の内側縁
肩甲棘の上縁
下部の起始は
第4〜第12胸椎の棘突起に付着
停止は肩甲棘の内端
機能は
肩甲骨の下制
肩甲骨の上方回旋
肩甲骨の内転の補助
大胸筋・小胸筋
大胸筋
大胸筋は上部(鎖骨部)・下部(胸骨部)にわかれます
上部(鎖骨部)の起始は
鎖骨の内側の前方1/2
停止は
上腕骨大結節稜
機能は
肩関節の内旋
肩関節の水平屈曲
肩関節の屈曲
肩関節の外転
肩関節の内転
(90度以下の外転位)
下部(胸骨部)の起始は
第1〜第6肋骨の
肋軟骨と胸骨部
停止は
上腕骨大結節稜
機能は
肩関節の内旋
肩関節の水平屈曲
肩関節の伸展
肩関節の内転
小胸筋
小胸筋の起始
第3・4・5肋骨の前面
停止は
烏口突起(肩甲骨)
機能は
肩甲骨の外転
肩甲骨の下方回旋
肩甲骨の下制
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