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膝が曲がらない!?なぜ?

目次

膝関節の機能解剖

Qアングルとは
膝蓋骨にかかる力の方向を推定するときに役立つ
ASISと膝蓋骨を結ぶ線と膝蓋骨の長軸
通常のQアングルは13〜15度で女性の方が3〜4度大きい
Qアングルの増加は股関節の内旋や膝関節の外旋に影響を及ぼします

膝蓋骨の動き
Frontal rotationとCoronary rotationについて
Frontal rotationとは:前額面上にて膝関節屈曲時に外旋方向に約6度起こります。

膝を正面からみたときに膝蓋骨が反時計回への動きをすることです
Coronary rotationとは:膝蓋骨の水平面上で回旋の動き、膝関節屈曲時に膝蓋骨が約11度内旋

腸脛靭帯について
腸脛靭帯と繋がっている筋膜は
・大腿筋膜と臀筋筋膜

腸脛靭帯と連結している筋肉は
・大腿筋膜張筋 、外側広筋
・大臀筋、中臀筋、小臀筋


筋膜のつながりとしては
胸腰筋膜から始まり大臀筋と介して腸脛靭帯に繋がる

大腿四頭筋は4つの筋肉の集まり

中間広筋
起始:大腿骨の前面の上部2/3
停止:膝蓋骨の上縁の中央、脛骨粗面
作用:膝関節伸展


外側広筋
起始:大転子の前下方縁、臀筋粗面、大腿骨粗面の上1/2
停止:膝蓋骨の上縁の外側、脛骨粗面
作用:膝関節の伸展


内側広筋
起始:大腿骨内側課の稜線
停止:膝蓋骨の上縁内側、脛骨粗面
作用:膝関節伸展

大腿直筋
起始:下前腸骨棘、寛骨臼の上縁
停止:膝蓋骨の上縁、脛骨粗面
作用:股関節の屈曲、膝関節伸展

脂肪体とは
膝関節の脂肪体には膝蓋上脂肪体、大腿前脂肪体、膝蓋下脂肪体がある
脂肪体のやくわりは栄養貯蔵、血管・神経などの周辺組織の保護がある

また組織間における、伸張、弛緩、緩衝、滑動に加えて機能的に変形できる
侵害受容器が多く存在し、疼痛との関連が強い

膝蓋上脂肪体
膝蓋骨上端と膝蓋上嚢前面と大腿四頭筋遠位がなす三角形に存在する
大腿四頭筋腱の滑走、膝関節伸展機構の効率化、
大腿骨と膝蓋骨間での膝蓋上嚢のインピンジメントの予防に関与

大腿前脂肪体
膝蓋上嚢深部と大腿骨間に存在する脂肪体
特徴としては膝関節の伸展機構の効率化、膝蓋大腿関節の内圧調整
動きとしては膝関節伸展に伴い、大腿骨中央に集まり

屈曲に伴い内側後方および外側後方へと広がる
このことから伸展時にレバーアームを延長させ、伸展トルクを高める
この脂肪体が変性や癒着すると膝関節屈曲制限やextension lagの原因となる


膝蓋下脂肪体
膝関節包の内側で滑膜の外にある脂肪体であり膝蓋靭帯の深部の間隙を埋めている
膝関節伸展運動に伴う膝蓋靭帯の前方移動や収縮に伴う張力を伝達し、半月板の運動に関与
膝伸展運動に伴い近位へ移動し膝蓋骨内側ならびに外側の膝蓋支帯の深部へと広がる
屈曲時には膝蓋骨と前十字靭帯との間に滑り込み、膝蓋骨からの圧迫を緩衝

原因

・大腿四頭筋(中間広筋、外側広筋、内側広筋、大腿直筋)
・脂肪体(膝蓋上脂肪体、大腿前脂肪体、膝蓋下脂肪体)
・膝蓋上嚢、膝蓋骨

改善方法

大腿直筋ストレッチ、エクササイズ、膝蓋骨、脂肪体モビライゼーション

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