「整体に通っているけれど、また戻ってしまう」——横浜・関内・馬車道のマシンピラティススタジオあるくにお越しになる方から、いちばん多く聞くお話です。
整体とピラティスは、まったく別のことをしています。どちらが良い・悪いではなく、役割が違います。理学療法士として13年、病院やクリニックで痛みを抱えた方を担当してきた立場から、この違いを整理します。
整体では、何が起きているのか
整体では、痛みの原因を評価し、そこを改善します。硬くなったところ——筋肉や、その周りの組織——を外から手で緩めて、痛みをやわらげます。
効果が出やすいのは、次のような状態のときです。
- 筋肉が過剰に緊張している(力が抜けなくなっている)
- 筋肉どうしの滑りが悪くなっている(本来なめらかにずれ動くはずの層が、くっついて動かない)
- 筋肉やその周りの組織が硬くなっている
こうした状態には、その場で変化が出ます。施術を受けた直後に「軽くなった」と感じるのは、この仕組みによるものです。
では、なぜ戻ってしまうのか
結論から言うと、動きが変わっていないからです。
体の使い方が変わらなければ、痛い場所にかかる負担も変わりません。せっかく筋肉が緩んでも、同じ使い方で日常に戻れば、同じ場所に同じ負担がかかり続けます。そして数日でまた硬くなる。これを繰り返します。
専門的には、「モーターコントロール」が変わっていないと言います。モーターコントロールとは、体をどう動かすかを、脳と神経が覚えている状態のことです。
たとえば、立ち上がるとき。本来はお尻や太ももの筋肉を使うところを、腰の筋肉ばかりで持ち上げるクセがついていたとします。そのクセが残っている限り、腰は毎日同じ負担を受け続けます。緩めても、また硬くなるのは当然です。
肩こりが揉んでも戻る理由も、これと同じ構造です。詳しくは肩こりはなぜ揉んでも戻る?をご覧ください。
ピラティスは、何をしているのか
ピラティスでも、硬くなった筋肉や組織は改善できます。エクササイズを通して、動かしながら緩めていきます。
そのうえで、整体ではできないことに取り組みます。
- 体の使い方そのものを変える(モーターコントロールの変化)
- 新しい動き方を、体に覚えさせる(運動学習)
- 伸ばされて弱ってしまった筋肉を、働けるようにする
これによって、一か所に集中していた負担が分散されます。正しい体の使い方を覚えれば、同じ場所に同じ負担がかかり続ける状態そのものが変わります。
これが「根本から変える」ということの中身です。

整体とピラティス、それぞれの得意・不得意
| 整体 | ピラティス | |
|---|---|---|
| やること | 外から手で緩める | 自分で動いて使い方を変える |
| 得意なこと | 痛みをその場でやわらげる 受け身でよい | 繰り返さない体をつくる 負担のかかり方が変わる |
| 苦手なこと | 根本の解決はできない | 自分で動くので疲れる 運動したくない方には向かない |
| 変化の出方 | その場で出やすい | 積み重ねで定着する |
整体が劣っているという話ではありません。痛みが強いとき、まず和らげることには大きな意味があります。受け身で受けられるのも利点です。
ただ、「もう繰り返したくない」という段階に来たなら、動きを変えるしかありません。そこは、手で緩めるだけでは届かない領域です。
どちらを選べばいいのか
| いまの状態 | 向いているもの |
|---|---|
| 痛みが強くて、日常生活がつらい | まず整体や医療機関で痛みをやわらげる |
| 痛みは落ち着いたが、また戻る | ピラティス |
| 整体に何年も通い続けている | ピラティス |
| 姿勢そのものを変えたい | ピラティス(姿勢改善のページ) |
| 運動はしたくない | 整体 |
併用も有効です。痛みが強い時期は整体で和らげ、落ち着いてきたらピラティスで使い方を変えていく。実際に、そうした進め方をされている方もいらっしゃいます。
あるくでは、どう進めるか
あるくは、横浜・関内・馬車道の女性専用・完全個室のマシンピラティススタジオです。いきなり動き始めることはしません。
まずカウンセリングでこれまでの経過を伺い、姿勢と動きのクセを評価します。見極めるのは「どこが硬いか」ではなく「どこが働いていないか」。働いていない筋肉があるから、別のどこかが働きすぎて、そこが痛くなるからです。
そのうえで6種類のマシンを使い分けます。マシンのスプリングが体を補助してくれるため、自力では出せない正しい動きを、その場で成立させられます。正しい動きを繰り返すことが、そのまま運動学習になります。
レッスンの前後には姿勢写真を撮影し、その場で見比べていただきます。実際の変化はビフォーアフター、通われている方のご感想はお客様の声をご覧ください。

※ 当スタジオは医療行為や治療を行うものではありません。診断や治療が必要な症状については、必ず医療機関にご相談ください。治療中の方は、かかりつけの先生から運動の許可が出ているかを確認したうえで進めます。
よくあるご質問
「また戻る」を、そろそろ終わりにしませんか
体験レッスンでは、カウンセリングと姿勢の評価を行ったうえで、その日の内容を決めます。いまご自身の体で何が起きているのかを、写真とあわせてご説明します。入室から退出まで60分程度、年齢制限はありません。
レッスンの種類と料金はレッスンメニューをご覧ください。

